今回は高校受験の英語の傾向と対策をサクッと解説!
ポイント抑えて勉強に役立ててください。※今回は都立高校入試、共通問題にフォーカスしていますので自校作成問題とは内容が異なりますのでご注意ください。
高校入試の英語は例年通りであれば、リスニング20点、英作文12点、残りはすべて英文読解となり、1問4点の問題になってます。
まずリスニングは耳が英語に慣れているか、が勝負です。これに関してはどれだけ聞いてきたかに尽きます。
リスニング付きのテキストを活用して、同じ問題を完璧に聞き取れるようになるまで何回も何回も聞いていきましょう。
英作文に関しては、近年の傾向として事前の英文が記載されており、その英文を受け、相手にメールを送るという形で、その間で英作文が出てきます。
もちろん前文の内容をつかんで、それに対する英文を的確に作成する必要があります。
そしてさらに重要なことがあります。
それは無理に難しい表現をしてしまい、文法や単語の間違いをしてしまう、これが一番点数を落としてしまいます。
もちろん内容が本題に沿っていないと点数は下がるのですがそれ以上に文法ミスや単語ミスで点数を引かれてしまうほうが点数が下がるのです。
自分が使える文法と単語で確実に間違っていない文を作る!これが重要なポイントになります。
どんなに拙い文章でもいいのです。まずは余計な減点をなくす、これを念頭に入れてください。
そして最もウェイトが重いのが長文読解です。
近年、英語の文量がどんどん増えております。単語量がかなり多いです。
そうなると、長文そのものが読めない、もしくは時間が足りなくなる、という問題が出てきます。
そもそも読めないのはなぜか?それは知らない単語だらけで、読んでいても途中で文を追えなくなり読む集中力が切れ、ただ英文を眺めているだけの状態に…。小学生低学年に中学生の国語の問題を読ませても何と書いてるかわからない、知らない言葉・漢字だらけで読めなくなるのは想像がつきますよね。そんな状態になります。
だから単語を覚える、これが最優先事項なのです。正直、文法がわからなくても単語でつないでいけば何とか文章は読めます。
単語を覚えさせる、これが一番の対策であり長文読解のためのスタート地点なのです。もちろん単語を覚えるのは一朝一夕ではできません。英語が苦手な子は大体、単語を覚えるのが苦手な子が多いので。しかも英語の教科書が変わり、おそろしいくらいに中学で習う単語が増えました。今の子たちは本当に大変です。10年前の英語とはもう完全に別物です。しかし、こればかりは逃げていられないのです。まずは書けなくてもいいので、意味をしっかり覚える、などしてハードルを下げて勉強させましょう。
問題の傍線が引いてある箇所の前後に答えがある、そんなパターンの問題もありますが、それでも正解するのが最近は難しいです。なぜなら選択肢の中に前後の文が複数個でていたり、単語が別のものに置き換えられているからです。
長文の読み方などのコツはありますが、それは単語をある程度知っていないと成り立たないのでまずは単語を!!どうぞお願いします!