中学生の理科はどんな受験対策をすべき?受験勉強を効率よく進めるコツを解説

中学生の理科はどんな受験対策をすべき?受験勉強を効率よく進めるコツを解説

3年間に習った内容をすべて復習しなければならない受験勉強は、いざ「はじめよう」と思っても、どこから手をつければよいのかわからないものです。とくに苦手意識をもちやすい理数系は、取りかかるのが億劫に感じることでしょう。

そこで今回は、理科の受験勉強を効率よく進めるコツと、受験前にやっておくべきことを紹介します。受験勉強をはじめようと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

理科の受験勉強のコツ

中学生の理科は、重要語句や図の暗記、実験の流れの把握から計算まで、さまざまな問題が出題されます。すべての問題に対応することは、なかなか難しいものです。そこで以下では、中学生が理科の受験勉強をする際のコツを3つ紹介します。コツをしっかり押さえて、どんな形式の問題にも対応できる力をつけましょう。

「わかった気」にならない

理科の勉強では、重要語句をしっかり暗記する必要があります。しかし、暗記さえしていれば必ず点数が取れるわけではありません。しっかり教科書や解説を読み込んで、原因から結果までの流れや法則の意味を理解することが必要となります。重要語句を暗記して「わかった気」になってしまうと、実際のテストで正確な回答を答えられない可能性が高いのです。

ある程度重要語句を暗記できたと感じたら、演習問題に取り組みましょう。演習問題を繰り返し解くことで、内容を理解し、かつテストで出題される問題の形式に慣れることができます。

「まとめノート」を作る

理科では、実験に関する問題が多く出題されます。実験の目的や準備物、操作の手順から結果と考察まで、一連の流れを把握しておきましょう。この際に、実験の内容をまとめたノートを作成することがオススメです。たとえば図や結果をまとめたグラフに重要なポイントを書き込んでおくと、自分の頭の中を整理することができます。

また、消化器官や血液循環といった体の作りや光の反射などを図にまとめることもオススメです。表や図を使用した問題が多く出題される理科は、重要な図を自分で一度まとめておくと覚えやすくなります。

まとめノートを作成する目的は、理解を深めることと、暗記をすることです。「凝り過ぎて時間がかかってしまった」などのような事態にならないように注意しましょう。

記述問題にも積極的に挑戦

理科の記述問題の出題数は、年々増加しています。もちろん、受験においても同様です。理由や原因、実験の手順など、問われる内容も多岐にわたります。

記述問題に積極的に取り組み、形式に慣れておくことで、本番の受験でも高得点を狙うことができるでしょう。記述問題は難易度の高さから、苦手意識をもちやすい分野だといえます。回答に必要とされる要素を押さえ、適切な形で答えることが記述問題を解くコツです。記述問題を何度も解き、対応する答え方を把握しておきましょう。

中3からの受験勉強を間に合わせるためには

中学3年生になってから受験勉強をはじめるという際に重要なポイントは「苦手分野の有無」です。理科は地学や生物、化学など、分野ごとに内容がかなり異なります。そのため、分野ごとに得意・不得意がわかれやすい傾向があるといえるでしょう。とくに、「圧力・浮力」や「電流」「原子・分子」「天体」といった分野は、苦手意識がもたれやすいといわれています。

これらの苦手分野の克服には、意外と時間がかかるものです。3年間に習った内容をすべて復習しなければならない受験勉強において、ひとつの分野にだけ時間を割くことは難しいです。

「部活もあるし、中学3年生になってから受験勉強をはじめる」という場合は、普段の勉強から苦手分野を作らないように心がけてみましょう。

苦手分野を作らないコツは、学校で習う内容を、その都度しっかり理解することです。授業でわからないことがあれば、すぐに先生に質問するなどして「わからない」をなくしていきましょう。苦手意識のある分野を最小限に抑えておくことで、3年生からの受験勉強をスムーズに進めることができます。

また、理科が苦手になる原因のひとつは「内容に興味がもてない」ことです。理科が苦手という子どもには「興味がないから勉強したくない」というケースが多く見られます。どうすれば興味をもてるのか、先生と一緒に考えてみるといいでしょう。早めに理科全体に対する苦手意識をなくしておくと、受験勉強でも有利に働きます。

まとめ

受験勉強は、基本的に夏から冬にかけて総復習をおこない、冬から入試直前にかけて過去問に取り組んでいきます。今回紹介した受験勉強のコツは、夏から冬におこなう総復習で役に立つ内容です。理科の受験勉強をはじめる際には、本記事を参考に、まずは全体の復習からはじめてみてはいかがでしょうか。

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